前にも書きましたが、今後の方針を再確認したのは昨年の1月のこと。
その時点では相変わらず半信半疑だった私は「もう少し話を詰めてから親に言おう」と心に決めていました。
ところが春ごろ、某氏妹（某妹）から「母がお話ししたいと言っているのですが」というメールが来ました。
某妹は一時期私達のサークルに来ていたのでお互いに連絡先を知っています。
どうやら某氏は家族に伝えていたようです。
まさか私よりも先に報告するとは…正直驚きました。

文章自体は伺いを立てるものですが、こちらにとっては召集令状と同義です。
一応某氏に事態を報告してお返事。

会場は某妹のお宅とのこと。
某母とはサークルの場で何度もお会いしたことはありました。
正式なご挨拶ではないとはいえ、それなりのお話をすると考えるとやはり手ぶらでは行けません。
急いでお菓子を準備してお伺いすることに。
簡単なご挨拶をしてからの第一声は「で、どうなの？あの子（某氏）はっきり言った？？」でした。
何ですか、その変に探る感じ…。
こちらも返答に困り「ええ、まあ…」のような曖昧なことしか言えません。

もし全然違う話だったらどうしよう。
実は許嫁がいるとかだったらどうしよう。
うちの息子に近付かないでとか言われたらどうしよう。

そんなネガティブどうしようで頭がいっぱいになります。
私の困惑を知ってか知らずか、そんな曖昧な返事でも盛り上がる某母と某妹。
ああ良かった。
多分合ってた。
まったくもって状況が分からないのでお話を伺っていると、
少し前に某母が体調を崩された際に某氏の今後のことを心配されたようで、仕方なく「きみと結婚するから」と白状した模様。

某母は自分が嫁姑問題で苦労をしたのでそれを繰り返したくないそうです。
まずは姑公認で同居回避。
某氏は地主さんの跡取り息子ゆえいずれは戻ることになると思いますが。
そしてそんな息子さんのことがいまいちよく分からないという某母。
「結婚式をしないとか、きみさんのご両親はやっぱり嫌よね…」と。

まあそうでしょうね。

そんな時に思い出したのが、数年前に何人かでしていた雑談。
結婚式をするならどこが良いかみたいな内容で、某氏はまさかの明治神宮と答えていました。
目立つのが嫌いな癖に何故明治神宮…とかなり印象的だったので覚えていたのでしょう。
それをお話ししたらやはり驚く某母と某妹。
結構な時間が経っているので考えは変わっているかも、ということで最終的には「せめて写真だけでも撮れれば」に行きつきました。

近くのお店でお昼ごはんをご馳走になってその日はお開きに。
本格的なご挨拶にもう一度伺わなければならない、憂鬱な日々が始まりました。

小ボス撃破。
…もとい、挨拶終わり！

先日、近くのホテルのラウンジにて両親と某氏が初めて顔を合わせました。
普段は微妙な遅刻魔の某氏ですが、流石にこの日は我々よりも先に到着していました。
わざわざ誂えた馬鹿高いスーツもよく似合っていて、ちょっとびっくり。

席についてからの挨拶のマナーは…まあ……。
しかし「無口」「人見知り」という情報は事前に耳に入れておいたので、大目に見てもらえたかな。という感じ。
（母曰く「もっとぶっきらぼうかと思ってた」）

母「きみのどこがお気に召したの？」
某「…しっかりしてますよね」
私「え、それだけ！？」
母「こんなですけど、案外優しい娘なのよ」
某「…はい」

みたいな。

みたいな。

いつもの数倍は頑張って話してくれたようで、額には軽く汗が浮かんでいました。
そのあたりがかえって母には好印象だったらしく帰宅後に「実直そうな人だね」と。
父は「小さくても良いので結婚式はやるように」とのこと。
「前向きに検討します」と返しておきました。
この年になって結婚式とかやりたくないなあ…。

あ。
手土産はやはり文明堂の桐箱入りカステラでした。
予想通り親は喜んでおりました。
そして美味！！

両親へのカミングアウトから約1か月。
実は某氏が挨拶に来る日が迫っております。
父の予定が色々と詰まっており、調整した結果が私の誕生日の翌日に。
こんなに楽しみじゃない誕生日は生まれて初めてだ…。

そして挨拶といえば大切なのが服装と手土産。
※そういえばカミングアウトが遅くなったのも、某氏がフォーマル以外のスーツを持っていないというのが一因でした。
こういうことが苦手な某氏ですが、とりあえず自力で考えてみてくれたようです。
候補に挙がったお菓子は私は大好き。母も大好き。
しかしその母はアレルギーで食べられない。というものでした。

母のアレルギーは家族でも把握しきれておらず、本人でさえ自信がないものもあるくらいなので
本来ならNGな行為かもしれませんが、私が手土産を指定させてもらいました。
（食べられないもので印象が悪くなることはなくても、母が残念がるのが目に見えているので）

こんな感じのカステラを
http://yokohama-bunmeido.co.jp/catalog/gold_z

実際に何を選ぶかは本人次第…。

母と二人になると某氏のことを聞かれるので怖くて仕方がありません。
「どこに住むのか」「仕事はどうするのか」などなど
親としては聞いて当然のことですが、あまり聞かれたくない…。

まさか既に鍵も持っているし、カーテンやらソファやらは買ってあるなんて思いもしないんだろうなあ。

黙ってる私が悪いのは重々承知。

今年のバレンタインは平日。
ということで、私の中のバレンタインは昨日でした(笑)
毎年家族（含 姉一家）とサークルメンバーと某氏に作っていて、
余裕のある時はサークル用と家族用は違うものにしていました。
しかし今年は無職なので家に生活費を入れておりません。入れさせてもらえません。
それゆえあまり光熱費をかけたくもなく、この10数年で初めて全員に同じものをあげることになりました。
ちなみに例年はサークル用と家族用の両方を某氏にあげていました。
甘党なのでありがたい。

同じものを作るとなると、色々と制約が出てきます。
まず、量産できること。
　→保護者の方も入れるとそれなりの人数がいるので。
次に、持ち歩きやすいこと。
　→私は徒歩で通っているのでこぼれたり汚れたりするものは大変。
更に、常温保存可能なこと。
　→大量に入れる程冷蔵庫に余裕がない＆持ち帰る子もいるので。

以前は食物アレルギーのある子も何人かいたので、「全員が食べられる」もありました。

悩みに悩んだ挙句、今年は某氏の意見を採用してマドレーヌに決定。
一応型は一つ持っているのですが、テンションが上がって新しい型を追加購入(苦笑)
大量に作ってやりました。
その数80個。
何分チキンなので毎ロット焼き上がる度に不安になります。
見た目が一番よろしくないものを試食してみたり半分に割ってみたりして、
結局人さまにあげられる数が減っていくのです。

両親はとても大切ですし、サークルの皆も大好きです。
そして当然某氏のことも想っていますが、私のルールでは
一番良いものは甥姪へ（溺愛）。
後はよさそうなものを個包装して適当に…

作る前には本当に出来るのか怪しんでいた某氏ですが、珍しく素直に味の感想を述べてくれました。

少々話は前後しますが（そうは言ってもたった数時間）。
鍵を貰いました。
しかしやはり特にキャッキャ感はなく、私が持っていないと
いちいち鍵をあけに某氏が足を運ばねばならない為、あちらが面倒だったというだけの話。

というのも、某氏は自営業者。
今の時期は確定申告の為の資料作りで少々忙しいのです。
昨年まではお母さんにやって頂いていたようですが、
途中まで作業をされてから息子が嫁を貰う事を思い出したらしく、
「今年はやって貰いなさい」と渡していた書類を全て返されてしまったとのこと。
まあ確かにこれからは私の仕事になるのでしょうし、
現在無職なので時間もたっぷりありますし、
前職は事務員だったので事務作業自体は好きです。

が。

うちはサラリーマン家庭なので本格的な確定申告の経験など皆無です。
領収書というのも会社のフォーマット通りに記入した伝票に貼り付けていた程度。
分かる訳がありません。

テーブルの上に何の説明もなくただ置かれていた領収書の束とここ数年間の台帳。
読んでみれば何となく雰囲気は分かりますが、そういう問題じゃない。
イラッとしたので一切手をつけずに某氏の到着を待ってやりました。

そんなの訳の分からないものを文句も言わずにやってくれるのなんて、
お母さんだけですよー。

ついに(？)両親にカミングアウトしました。
ちょうど恵方巻を食べ終わったタイミングで。
父は一人でさっさと食事を終えていて、寝転がったところでした。
放っておいたらすぐに寝てしまうので猶予がありませんでした。

今日の夕食後に言おうと覚悟して数時間。
「ちょっと結婚しようかと思うんだけど」の言葉を口に出すだけなのに
かなり緊張しました。
そして噎せる父。
興奮する母。

根掘り葉掘りされるかと思いきや、父の動揺でそれ程でもなく。
とりあえず、その内挨拶をして貰うという約束をして強制終了です。

ああ疲れた…。

あけましておめでとうございます
生まれた当初の苗字のまま、30数回目の新年を迎えました。
そして毎年年始は忙しいのでいまだ某氏と会話すらしておりません。
今年も安定の歪。

さて、今回はカテゴリチキン。
何故なら両親に打ち明ける勇気が出ないからです。
一番引っ掛かりそうなのが年齢差。
多分経済的な点は大丈夫。
ただ埋めようのないこの差だけは分からないので、反対されそうでとても怖いです。
某氏を知っている知人達は皆賛成派ですが…。
そもそも両親の反応も私が勝手に想像して勝手に怖がっているだけの話で。
こんなところまで厄年の影響がないことを願うばかりです。

先日、忘年会に出席しました。
サークルの加盟している連盟の忘年会です。
それぞれから2、3人が出るのですが、私は代表の秘書的な立場で行って参りました。
この日は約20人。
見事におじさまばかりなので、こういう時の私は最年少。
これが某氏だったとしても若手の一人でしかないという驚きの平均年齢です。

たまたま隣の席になったお兄さん(恐らく40代)はかなり大人しい方で、まるで修行僧のような雰囲気の会社員。
ぽつりぽつりと話をする中、何故か話題は甥姪に。
お兄さんも独身でやはり甥や姪は可愛い様子。
滅多に表情を変えない方だというのに少々目尻が下がって

「最近あんよが出来るようになって」

と一言。



あんよ






あんよ！！






萌える(*´ω｀*)




修行僧(見た目のみ)からそんな幼児語が出るとは…。

私の中でお兄さんの株が物凄い勢いで上がりました(*´∇｀*)

とても歪な進捗状態な我々。
某氏は指輪だとかそういったものには関心がなく、それどころかその発想すらないだろうと思っております。
私も普段はアクセサリーの類はつけませんし、無職なのでつけていく場所も特にないのですが。

しかしこれから先色々と話を進めていかなければいけないと考えた時、あった方が便利な気がする。
そして人生に一度しかない（はず）となるとやはり惹かれるものがあります。
という訳で、チキンのくせに頑張りました。
「きみ、生まれて初めてアクセサリーをねだるの巻」

軽く笑われました(-_-;)

意外なことに、答えは「どんなのが欲しいの」。
非常にあっさりとしたものでした。

まさかそんなに簡単にOKが出ると思っていなかったので、むしろこちらが慌ててしまいます。
何せ断られた時のことを考えて全然下調べはしていませんでしたし…。
その場でざっくりと検索して、何となくの好みだけ伝えてみました。
平均価格はともかく、某氏の予算が全く分からない…。
色々見ていると、だんだん何が何だか分からなくなってきます。
確か姉はハリー・ウィンストンの資料請求をしてたな、とかどうでも良いことばかり思い出しました。
しかし私の好みではない。

この日の段階で候補にあがったのは3つ。
・俄（http://www.niwaka.com/bridal/）
・鎌倉彫金工房（http://kamakura-chokin.com/）
・杢目金屋（https://www.mokumeganeya.com/）
これだけでも大分私の好みがバレる(^_^;)

とりあえず欲しいものを考えておくということで話がまとまりましたが、だから予算は…。
いきなり言われて具体的な金額を出すのも難しいでしょうけど。
次回までにあちらはあちらで検討していてくれると嬉しいなー。
無理だろうなー。

何より、アクセサリーをねだれる世の中の女子ってすごいなー…。