結婚指輪に刻印を入れるかどうかでちょっと話し合いをしました。
某氏はそういうことに全く関心がないので、まずは私のものにのみ入れる方向に。
指輪本体の代金は某氏持ちですが、刻印は私が自分で持つことで落ち着きました。
ただでさえ高いんだからどうでも良いことにお金なんて払いたくないだろうねー。

肝心の文字はまずメッセージ的なものは嫌。
イニシャルも気恥ずかしいので無理。
名前が並ぶのも好きじゃない。
日付は入れるべき日が特にない。
上記は私のNG項目です。
「嫌じゃないものなら何でも良い」が基本スタンスですが、
今回は嫌なものの方が多くてなかなか難しい…。

ということで、漢字一文字のみを入れることにしました。
学生時代は国語が好きだったので検討しているとちょっとだけテンションが上がり、
良さそうな意味の漢字をいくつかリストアップ。
そしていつもの消去法で選択肢を絞っていきます。
保険的な意味もこめて、リストを某氏に見てもらいました。
そこから人名にも思えるものをいくつか除外され、最終的には3つに（三択多いな…）。
どうしても決めきれなくてあみだくじにしてみました。
ちょっとだけ参加して欲しかったのもあって、選ぶのは某氏、線を引くのは私。
適当な鼻歌を歌いながら選ばれたのは、某氏の名前に入っている漢字の一文字でした。
どれに当たっても嬉しいけど、何だか大当たりの気分(笑)

ちらほらとは出ていながらも全く進んでいなかった指輪話。
ようやく理由が判明しました。
某氏は　挨拶×２→顔合わせ→指輪選び　の流れでいくものだと思っていたとのこと。
同時進行という発想はなかった模様…そりゃあ時間もかかるわけですよ。

そんなこんなで指輪屋さんを予約、早速行ってきました。
年末の時点では3候補でしたが、既に私の心は決まっています。

杢目金屋（https://www.mokumeganeya.com/）さんです。
某氏が職人さんなのでそれが連想されるところにしました。

お店から少し離れたコインパーキングに車を停めて徒歩で向かうも、
途中で道に迷う。
原因は見ていた案内が車用だったこと。
車では入れない道なのでお店の近くをグルグルする羽目になりました。
何とか持ち直して時間ぎりぎりに到着しました。

こういうお店に来たのは初めてでしたが、店頭にも指輪が飾ってあったりして
何だか入るのが恥ずかしい…。
もっと一般的なキラキラ感のある人たちが来るべきお店ですね。

席に通されて色々な質問項目の書かれた書類に記入。
再度予算を某氏に尋ねるも、やはりはぐらかされる。
そして探している指輪の種類について。
婚約指輪は確定。
実は結婚指輪についてきちんと話したことがありませんでした。
というか、某氏が自分の分を作る気があるのかどうかが分かりません。
（チキン故に聞けない）
職業柄、仕事中につけない方が良い可能性も高いですし。
ひとまず期待を込めてそ知らぬふりで両方に印をつけておきました。

書類記入後は店員さんから説明を受けたりいくつか見本を見せて頂いたり。
片っ端から試してみてどれが良いか聞いてみても、「好きなので良いんじゃない」とのこと。
そんなことだろうと思ってました。
今更その程度で傷つくきみではありませんよ。
まずは自分の好みでいくつか除外。
ついでに某氏の意見で1つ2つは除外。
似たようなタイプをつけ比べてみてどちらかを除外。
それを繰り返していたら3つくらいが残りました。
更に付け心地から1つを除外。
ここでも「好きなので…」となりましたが、ずっと見ていたせいで甲乙つけがたくなっています。
そこで、私が目を瞑っている状態で指輪をはめてもらい、その付け心地で選ぶ作戦に。
そして気付く。

生まれて初めて指輪をはめてもらう。

しかしそこは真面目にやらねばならない場面なので、より感覚が良かった方を選びました。
指輪選びはまさかのトーナメント戦なんですね。

そして次に結婚指輪。
店員さんを待っている間に雑談をしていたら、某氏がポロリと「俺はシンプルなので良い」と漏らしました。
作る気あるんだ！！
ニヤニヤしそうになるのを必死にこらえました(笑)

重ね付け出来るタイプで、木目がよく見えるものという条件ではかなり絞られて、
結婚指輪は案外あっさり決まりました。
確か選択肢は2つか3つだった気が…。

これで一安心と思いきや、ここから先が長い。長い。
木目を作るための素材選び、石の数・種類・サイズ…。
もしかしたらどこでもこうなのかもしれませんが、こういったことに不慣れな我々はいちいち悩みます。
特に木目の「素材が一つ増えるとこうなります」みたいな写真を見せてもらっても、何がどう違うのか素人目にはよく分かりません…。
つけるのは私ですが既にデザインは好みのものを選んだし、
こだわりが強いのは某氏、お金を出すのも某氏なのであとはほとんどお任せです。

ただ一つ任せられなかったのが刻印。
世の中の人がよく選ぶのはメッセージだったり名前だったり記念日の日付だったりするそうです。
「お付き合いを始められた日とか…」
「…覚えてる？俺、覚えてないんだけど」

はい。当然です。

大正解。


そんな日、ないからね！！


正式にお付き合いを始めてないんだから、最初の日なんて存在するはずがないんですよ。

そんなややこしいことを人前で言える訳もないので、とりあえずぼかしておきました。
刻印は後からでも出来るということで今回は保留。

指輪のサイズは両者とも指が太いことが判明(笑)
私は自分が太いことくらい分かってましたけどね…
仕事で手を使う某氏は若干の追加料金が必要でした。
（いつもマイナス情報ばかり書いていますが、私はこの手がとても好きなのですよ）

今回の注文内容で注文書を作って頂いたところ、約80万円という数字が出てきました。
指輪3本でこの値段は高いのか安いのか…。
フルオーダーということらしいのでそんなものなのかしら。
次回は「わかちあい」の為に伺う予定。

顔合わせ終了ーーーーーーーーーーーーーー！！！！

約2時間の会食中、ほとんど某父が一人でお話しをされていました。
しかしやはり歯が悪いので半分くらいは聞き取れず、時々某母がフォローをしたり嗜めたり。
先日のように「家を継ぐ」云々発言が出るのでは…と冷や冷やしていましたが
（多分）そんなことはなく、某家や某父ご本人についてが大半でした。

結納はせずに顔合わせのみ、と予め伝えてあったのですが
「結納金と言ってはなんですが…」と言って熨斗のついた桐箱を取り出す某母。
これには両親もびっくりです。
でも、ごめんよ父母。
実はお金を用意されてるのは知ってた。
あくまで『二人へのお祝い』としてだと思ってたのでまさかこんな形で出されるとは思わなかったけど。

そしてここでも出てくる結婚式の話。
「小さくて良いから式は絶対」…これを言われるの、もう何度目だろう。
分かったと言っているのに…。
自由にさせているといつまでもグダグダしていると思われたのか、
ついに期限を決めるように迫られてしまいました。
とりあえず、半年。遅くても年内で手を打つことに。
面倒臭い…。

支払いは某家がもつそうですが、うちの両親の手前まずは某氏にお願い。
某氏とご両親との間で精算があるか否かは私の関知するところではないし、
年齢差を考えるとあまり対等にしすぎても某氏の立場がないので難しいところ。
その代わりには全くなりませんが、5月は母の日があったので某母へちょっとした手土産をお渡ししておきました。

お店を出る前に集合写真と、二人で並んだ写真を撮影しました。
実は某氏と二人だけで写るのは初めてです。
撮るのは好きでも撮られるのは苦手…。
ほんの数十秒のことだというのに何か照れる。

洋服で済ませようと思っていた顔合わせは、結局振袖を着ることにしました。
我が家の（一族の）着物は祖母が管理している為、急遽一式を送ってもらうお願いをします。
祖母は私が洋服で行くと話した時には何も言っていませんでしたが、
本心ではやはり振袖を着て欲しかったらしく、着物手配を快諾してくれました。
襦袢につける半襟も呉服屋さんで新しいものを購入、縫い付けるところまでしてくれるそうです。
こちらで準備できるガーゼまで買ってくれる勢いです(^_^;)

「暑いから」とか「結納じゃなくて会食だから」とか「もう若くないから」とか
母には色々と言い訳をして洋服を主張していましたが、
実は一番振袖を着たかったのは私…(苦笑)
三十路を過ぎて恥ずかしい気持ちはあるものの、やはり着たい気持ちには勝てませんでした。

なので、某氏にも「振袖で現れますから！！」と宣言をしておきました。
これで笑われることはないでしょう…。

顔合わせ会場候補のお店に一度は良い反応がなかったそうですが、
某母はわざわざそれぞれ下見に行って下さったらしく、結局和食のお店に落ち着きました。
お昼時間には空きがなく、少し遅い時間にスタートです。
珍しく私が予約担当ではないのが変な感じ。
楽だから良いけど(笑)

某家は「改まった席が苦手」と何度も何度も聞かされているので
当日は私も真面目そうな洋服で行こうかと思っています。
母は「もう着られなくなるんだから振袖の方が…」と不満そうですが。
今のところは洋服で押し通す予定ですが、どうするべきか…。
5月だから暑いし

母の体調も少し良くなってきたので、顔合わせ会場を検討。
いくつか挙げた候補の中から選ぶことに。
1.某氏の挨拶時に使ったホテル
2.隣駅の駅前にある和食のお店（not料亭）
3.両家徒歩圏内の割烹
4.車で10分程度の海鮮料理のお店

特に某父は足が悪いため、椅子は必須。
母の体調的にも椅子の方が望ましい。
そしてあまり歩かなくても済むように駐車場と入口が近いことも重要。
某父母は歯も悪いのでかたい食べ物は不可。

候補の中で私のオススメは2と3。
ただし3は行ったことのないお店なので味が分かりません。
お店としての格はおそらく一番。
2は我が家でお祝い事等で何度か行ったことがあるので色々安心です。

「今度はどんなリアクションを見せるのか…」と少々不安がありながらも上記を提案。
すると案外すんなりと話は進み、2と4の二択にまで絞られました。
残念ながら3は某氏のお好みではないようで…。
某父母の確認等があるので一旦持ち帰ってもらいます。

顔合わせの日程が決まらない…。
母が体調を崩して、日常生活やパートはギリギリ行けるものの、
改まった席に長時間いるのが辛そう。
正確に伝わるかは分からないけど、とりあえずその旨を某父母に伝えてもらうことに。
私の話はどうでも良いとして、早く良くならないかなあ。

両親の顔合わせはまだですが、少しずつ家具が増えて（？）いる新居。
以前カーテンを購入したお店のクーポンがあったので、ラグ等を買いに行って参りました。
こだわりの強さは某氏＞私、嫌いなものに対しての許容度も某氏＞私の為、
まずは私がいくつか選び、その中から某氏に選んでもらうのが基本の流れです。
神社選びが私担当なのもそれがある程度関係しています。

カーテン選び時に頂いていたカタログを見てある程度決めていて
あとは実物を見て感触等を確かめるだけです。
写真では気に入っていたのに実際に目にしたらテンションが下がるものも多く…。
上位候補だったものが苦手な手触りだったのが一番のがっかりでした。
結局は第一候補の青系のラグを買えたので一安心。

時間に余裕があったので、お店の近くの神社に行ってみることに。
ここはリストにも入れた神社で、在職中に会社の初詣でお世話になったところです。
オススメ度は上位でバリアフリーもそこそこ対応。
あまり広くない境内をぶらりとしてからとりあえずおまいりします。
「着替えとかどうすんの？」と尋ねられ
神前式専門の会社等で借りると答えれば、またもや「ふぅん」…。
ちょっと響いてない。
「白無垢くらいは着たい」とひそかな願望もついでに伝えます。

「あ、そういうの興味あるんだ」

…某氏、今笑いましたね？

私はどれだけ興味がないと思われているのか…orz
少しはそんな願望だってありますよ。

しかし一緒に神社を見学してくれただけでも前進だと思わなければ。

どんなに小さくても良いので式は挙げるように、と両家の親から言われてしまったので
とりあえず近場の神社を検索します。
神社限定なのはまあ大した理由でもないのですが、大体こんな↓感じ。
・馴染みのない教会（チャペル）で挙げたくない
・バージンロードを歩くのがこっぱずかしい
・誓いのキスをしたくない（頬でも嫌）
・キラキラ感が辛い
・多分某氏はタキシードを着たがらない

我々の自宅近くにも神社があって某家は氏子さんなのですが、
某氏とその宮司の相性があまり良くない為そこは却下。

そして候補に挙がったのが、地元から車で15分程度の神社。
普段からの関わりは全くありませんが、二番目に近くて神職の方が常勤されているということで。
式後の食事場所や遠くから来る親戚が宿泊する先も何とか確保出来そう。
親たちはタクシーでも車でも来られて便利です。

ということで満を持して某氏に提案。
「他にないの？」

一発で却下でした。

私よりも某氏の方が地元密着型なので、何か嫌な理由があるのでしょう。
それにしても他を希望するならもう少し自分で探せと言いたいところですが。
無職には暇な時間が多いので仕方ない…かな。

それでもイラッとしたのも事実。

「神前式」「和婚」でひたすら検索、更にYahooの地図でも神社を探しに探し、
かなりリストアップしてやりました。
却下された上記の神社も加え、県内から都内まで。
初穂料、バリアフリー対応、土地勘、近隣の宿泊場所、会食会場etc.
途中から自分が何をやっているのか分からなくなってきました

そんな苦労（？）の末に出来上がった資料を某氏に見せました。

「…ふうん」

「ふうん」って何じゃーーー！！
リアクションが薄いのはいつものことだけど、もうちょっと何か言って欲しかったな…。

少し前ですが、中ボス戦が終わりました。
つまりは某父母へのご挨拶。

またもや会場は某妹家。
某父と小学生の某甥の合同お誕生会の日でした。（お誕生会には不参加）
家族が揃っているところに一人で乗り込めるならチキンを自称したりはしません。
そのため、指定された時間より少し早めに新居に集合することになりました。
私が到着したのは約10分前。
気持ちを落ち着けるには十分な時間です。
しかし集合時間に某氏より「少し遅れる」との連絡が。
まあ、慣れてますけどね。
私が遅刻したと思われなければ何でも良いですけどね。

某父は初めてお会いするのできちんとご挨拶しなければ、と思っていたのですが
こちらが何か言う前にお話が始まりました。
「きみさん、息子と一緒になって某家を継いでくれるんだね」

…。
……。
突然のお言葉に某氏を見るも、我関せず。
というか聞いていないと思われる。

「今の時代にまだ家を継ぐとかいう人いるんだー…」と思いながらも何とかお返事。
年配の地主さんにはそういう感覚が残っているんですね。
そういえば先日の両親への挨拶時に判明したのが某父母の年齢。
もともと我々が一回り離れているので両親より上なのは分かっていましたが、想定していたよりもう少し上で母方祖母とほぼ同世代でした。
そりゃあそうかあ。と一人納得です。

とにかく某父がよく話す方ですが、年齢+歯が悪い+マスク着用で聞き取れないことが多い…。
時々某母や某妹が通訳をしてくれるので何とかついていけます。
その間、某氏は伯父さん大好きな某姪を膝に乗せて何かしていました。
一番の敵は某氏。

そうこうしているうちに某甥と某妹夫が遊びから帰宅。
帰ってくるなり「おめでとー」。
そして出てくるご祝儀袋。

…気が早すぎやしませんか？

更に某妹夫からは「頑張ってね」という意味深なお言葉まで頂きました。
何をだろう。
某氏の相手を頑張るのか、某家の人たちの相手を頑張るのか…。

やはりここでも結婚式の話が出て、しないという答えは許されない感じでした。
某氏の誕生日までに片を付けるようにとも言われましたが、多分、無理です。
5月生まれだよ、この人…。
まだ両家の顔合わせもしてないのにそんなには進みませんよ

この日の手土産は羊羹にしました。
某氏もそうですが、某家の方々は改まった席や堅苦しいことが苦手そうなので。
いかにもなとらやの羊羹等は避けて、春らしい綺麗なものを選んでみました。
感想は不明。